2017年05月15日

映画「グッバイ・エレジー」

運命に揺さぶられながら懸命に生き、
人生の夕陽に照らされ始めたが、
世の中が変わっていこうとも
頑なに護るべきものを貫き、
流されずいまを大切に生きる。

ややとうが立つ人間たちの『青春群像』。

親友と堅い約束を交わし故郷を捨て夢を追いかけ、
都会で頑張っているがメジャーになれない
映画監督。

不器用で一途ゆえに人生を回り道してきた
親友が、突然の事件に巻き込まれ亡くなった。

長く音信不通だったが、風の便りに親友の訃報を
知り故郷に駆け戻った。

降り立った故郷に色濃く残る親友の匂い。
親友への哀切と捨てた故郷への愛がふつふつと
湧き上がってくる。

故郷で父親を助け映画館を切り盛りする
頑固で一本気な後輩との懐かしい出会いが、
愛に変わっていく時間の描き方も自然で美しい。
お互いの感性を認め合うしなやかな愛。

「好きです。愛しています。」と言うには
重ねた歳が邪魔をする。
ワイングラスを合わせて語り合う淡い恋。

後輩と亡くなった親友の映画を作ろうと約束し、
きっと戻ってくると故郷を後に都会に戻っていく。


丁寧に撮られたロケ。
純粋で一途な物語。

優しいがきりっとした明日を感じさせる
感動の映画だった。

お前の体はこの世にないが、お前はオレの
私たちの中に永久に生き続けるんだよ。
だからグッバイ・エレジー
posted by fusabon at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする